ワークショップ概要

マスターワークショップは、様式ができる前の全ての芸術様式が生まれる根底にある、共通の詩的 なものを掴むアプローチをします。参加者がその様式を学ぶのではなく、様式を作り出す側になるよ うな、創造的なワークショップを目指すものです。それが私の師、ルコックの考え方でもあり、私が 最も大切にしているところです。それを実践するために、考え方を変えることは非常に難しい。 しかしそれこそが、新しい舞台芸術の創造方法であると私は考えています。 私は鎌倉という場所がとても気に入っており、俳優、音楽家、ダンサーなどが集うみなさんの創造の 場所になればこんなに嬉しいことはありません。

井田 邦明



井田 邦明 プロフィール

演出家・演劇教育者。

1973年 桐朋学園短期大学芸術学部演劇科卒業。「安部公房スタジオ」を経てフランス パリ「ジャック・ルコック演劇学校」卒業後、イタリア ミラノで活動開始。1978年 ミラ ノ アルセナーレ劇場設立。1991年 井田邦明国際演劇学校をミラノに開校。1989年よりミラノ市立 パオロ・グラッシ―芸術学校 演技/演出/戯曲制作、テアトロダンスクラス教授。学長として2002年 ミラノ アルセナーレ劇場付属演劇学校開校。精力的に世界各国の劇場、美術館で演劇、オペラの演出を行う。


■これまでのワークショップ・講演 開催場所

フランス・国立カンヌ演劇学校、ミラノ・ポリテクニコ大学院、シチリア・ビオンド劇場付属演劇学校、ミラノ・カトリック大学、ウーディネ大学、ボローニャ大学、桐朋学園短期大学芸術学部演劇専攻科、国立音楽大学・大学院、桜美林大学、東京大学、慶応義塾大学、静岡文化大学、世田谷パブリックシアター、サルデニア・ヴィラシミウス美術館、イタリア・サンタルカンジェロ現代演劇祭、ベネデット・ラヴァージョ財団主催/コメディア・デラルテ国際会議、イギリス・アビステゥルワイズ欧州演劇ワークショップ、ソウル国立歌劇団、イタリア・パドヴァ、ポルトガル・ポルトACE劇団付属演劇学校、香港・FESTIVAL OF YOUTH AND ARTS」他多数


 


■日時

2023年 8 月 28 日(月)~30日(水) 


8 月 28 日(月)13:00~17:00

8 月 29 日(火)13:00~17:00

8 月 30 日(水)10:00~16:00


■会場 

鎌倉芸術館リハーサル室 神奈川県鎌倉市大船6丁目1-2


■参加費 33,000円


■募集要項

俳優、音楽家、ダンサーなど、舞台芸術に携わる方。


■定員

20名 (先着順、選考あり)


■お申し込み 

下記のフォームに必要事項を記入の上、お申し込みください。

・お名前

・連絡先

・プロフィール(200字程度)

・応募の動機(200字程度)

・ご自身の活動のわかるURL


■申し込み受付中

締め切り 8月20日(日) 

参加決定通知後、2週間を目処に受講料をお振込みください。


Arsenale × Kamakura projectについて

イタリア・ミラノ・アルセナーレ劇場付属演劇学校とのパートナーシップにより

日本とイタリアの舞台芸術家による国際共同制作を視野に入れたプロジェクトです。

GALLERY

演劇教育界に携わるあまたのプロの中で、演出家井田邦明が演劇指導に優れた才能を持つ偉大な芸術家であるところは、指導を受けた者、彼の同僚の誰しもが認める。俳優のマエストロとして生まれついた井田邦明は、その天与の才を持って確固とした指導ができる。落ち着きとバランスという、昨日今日では身に付くものでない要素が演劇指導には欠かせないことは、本人も自覚していることである。それは厳しい自己発見の孤独な道程であり、他人とは分かち合うことのできない人間関係の断絶でもあるが、いずれにせよ情熱と寛容さを要求され続ける職業である。芸術上の表現を指導の苦労、大変さのはけ口にするのではなく、台本に忠実でありつつ、役者それぞれの性格も研究し尽くし才能を引き出し、自己表現をするのである。演劇の繊細さ、言葉の綾を読み取り、表現し、役者たちを徹底的に指導することができる。

レナート・パラッツィ 

イタリアの演劇評論家 ・元ミラノ市立パオロ・グラッシー芸術学校学長

《東洋と西洋の調和》ー井田邦明演出「マダムバタフライ」に寄せてーより抜粋

MAP

住所

神奈川県鎌倉市大船6丁目1-2 鎌倉芸術館リハーサル室

お問合せ

mail@kazanoffice.com